東に位置する、ファルド王国防衛線にてーー。ホープが率いる軍が魔物の軍勢と激戦を繰り広げていた。(3日に渡る不眠不休…。奴らの攻勢は…揺るがず…か)ホープは深い溜息を零す。「ホープ、兵士達が疲弊しきってる。君も休んだ方がいいよ」傷を負った兵士達の治…
「あの子、ただの従者じゃないですね?」ナルゼがお茶を啜るホープに対して問い掛ける。一目見て、従者の本質を見抜いていた。「どうしてそう思う?」「ははっ、肌で感じました。滲み出る魔力までは隠せませんよ。それに、あの鎧は魔力コントロールするための枷で…
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